webコンテンツ「画材図録」の新しい特集を公開しました。

神奈川県大磯にある　ばれん工房菊英（きくひで）さんの【ばれん】を、二日にわたって取材してきました。

 

菊英のばれん

http://www.gwasendo.com/archive/007kikuhide-baren/

 

 

ばれんは木版画の摺りの時、圧力をかけるものです。

本来ばれんは沢山の種類があります。圧力をかけて色をベタにつぶしたいとき・細い線を摺るので圧力をあまりかけたくないとき…摺る部分に応じてばれんを持ち替えます。

菊英さんのばれんは、昔ながらの製造方法に基づき、じっくり時間をかけて丹念に作り上げられていきます。その模様を余すところなく取材しましたので、是非とも一読ください。

 

工房の主、後藤英彦さんには、銀座のばれん塾と工房見学、計二日にわたって取材に応じて頂きました。本当に懐の深い方でした。改めて御礼申し上げます。工房がある大磯の風景も大変すばらしく、もはや私たちの旅日記的な感じにもなりました。

 

 

 

画材をめぐる旅、これからも続きます。次回の記事は6月～7月あたりに公開します。